クリンビュー アウトドアBlog

このページでは
『クルマとキャンプ』をテーマに、ドライブがもっと楽しくなる、
もっとキャンプに出かけたくなる!ブログを随時更新していきます。

書いていただくのは、キャンプの初心者向けの情報、
キャンプ道具やキャンプ場の情報を発信し続ける人気キャンプブログ
<Hyper CAMP Creators>の佐久間亮介さん!

長年のアウトドア経験を活かした内容に期待が高まります!
それでは『クリンビュー アウトドアブログ』スタートです!

  • 佐久間 亮介

    日用品メーカーの営業マンとして働くも、キャンプをもっと広める仕事がしたいと脱サラ。日本全国の250箇所以上のキャンプ場をめぐるキャンプ旅を経て、ライターやモデル、イベントやコンテンツ企画など、キャンプにまつわる幅広い仕事を行っている。
    著書に『キャンプ職業案内』(三才ブックス)。自身が企画・デザインしたソロキャンパー向けロッジ型テント「ガレージテント」が全国のWILD-1にて発売中。

2022.8

#2 虫刺され、やけど、雨で浸水…
キャンプで起こりやすいトラブルとその対処法

皆様、こんにちは。佐久間亮介と申します。日本全国をキャンプ旅し、今はキャンプにまつわる仕事だけをして生計を立てています。キャンプ職業案内という本を執筆したり、テンマクデザインとコラボしてテントを発売したりしています。 連載2回目の今回は、「キャンプで起こりやすいトラブルとその対処法について」ご紹介していきます。 虫刺されややけど、雨のトラブルなどなど、野外で過ごすキャンプではいろんなトラブルが起こるもの。キャンプを計画している方は、この記事を参考にしてトラブルを未然に防いでくださいね。

雨、増水時のトラブル
場所選びは慎重に

野外で過ごしていれば、雨にふられてしまうことはある程度、仕方のないこと。最低限の耐水性能をもつテントやタープであれば、よほどのことがない限りテントの中が浸水するようなことはありません。しかしながら、フリーサイトでの場所選びを間違えると悲惨なことになりかねません。
テント設営の前にみていただきたいのは、その場所が窪んでいないかということ。周囲と比べて低くなっていると雨が降った際に、そこへ水が集まってきてしまいます。フリーサイトの場合は周囲の状況をよく見てからテント設営の場所を決めましょう。
また、川沿いにテントを張る場合は注意が必要です。上流で雨が降っていたり、ダムの放水などがあると川の水位が上昇します。暑い季節は川のすぐ近くにテントを張りたくなる気持ちはわかりますが、ある程度、川から距離をとったところにテントを設営するようにしましょう。
川や湖などで水遊びをする場合は、ライフジャケットの着用をお忘れなく。雷が鳴った場合は大きな木から離れて、クルマの中に避難すること。

風のトラブル 
風の影響を受けにくい場所を探し、
ペグダウンをしっかりと

キャンプの大敵といえば、雨・・・ではなく、実は風なんです。雨のキャンプはテントの中で雨音を聞いてゆっくり過ごしたり、雨上がりに見られる美しい風景など、魅力がたくさんあります。それよりも風のほうがやっかいなのです。ほこりが舞ったり、風でテントやタープが大きく揺れたり。風が強いと外でゆっくり過ごすことが難しくなります。
雨の場合と同様、フリーサイトで場所を選ぶ際は、風が集まってきそうな谷あいの場所は避けて、風の影響を比較的受けにくい林間エリアを選ぶなどしましょう。 また、風の強いときは風が弱まるまで設営をしないなど臨機応変に動くのが○。どうしても設営をしなければいけない場合は、風上側を先にペグダウンして、設営中にテントやタープなどが飛ばないように。強風の際は、タープのポールを一節抜いて、風上側を低くするなど調整する方法もあります。

暑さのトラブル
標高の高い場所を目指して

暑い期間の長くなった昨今。とくに7〜8月は連日のように気温が30度を超えるような日々が続き、辛い時期でもあります。それらの時期のキャンプはなるべく標高の高いところにあるキャンプ場や水辺の近く、林間サイトで日陰の多いキャンプ場へ行くのがおすすめです。
標高は100mあがると気温が約0.6度下がるといわれています。平野部が真夏日だったとしても、標高の高いところへいけばびっくりするほど涼しいことも。夏のキャンプ場選びの際は、標高を調べてみましょう。 夏の時期は、言わずもがな熱中症に注意が必要です。
以前、キャンプ場で働いていたとき、ファミリーでテント2泊を予定していたけれど、2日目に母親が熱中症になり、1泊で帰られたことがありました。子どもはもちろん、大人でも野外で長時間過ごすのは厳しいです。涼しいところで休む、クルマを駐車場などへ移動してエアコンをかけるなど、無理せず健康と安全を第一に考えた行動をしましょう。

虫のトラブル
肌の露出を控えて、虫よけグッズを忘れずに

自然の中にはいろんな植物や昆虫がいます。家から外へ出てキャンプをするわけですから、虫がいるのは自然なことです。キャンプで嫌な虫の代表例として、ハチ、蚊、ブヨ、ダニなどの刺したり、吸血したりする虫です。
基本的な対策は、「肌の露出を控える・虫よけグッズで対策・ポイズンリムーバーで早めの毒抜き」の3つです。 虫の多い夏場は暑いので半袖短パンサンダルで過ごしたくなるところですが、そのような服装は虫の餌食に。極力肌を露出しないか、虫よけスプレーを定期的に使うことを忘れないようにしましょう。虫よけスプレーは汗で流れてしまって効果が薄れてしまいます。靴下もお忘れなく。足の指先やくるぶしのあたりを刺されると痒くて辛いので・・・。
また、厄介なのがブヨ(ブユ)です。僕はブヨに弱い体質で、過去に足を複数刺されたとき、数日後は歩くのが辛いほど腫れたことがありました。それ以来ブヨがいそうなキャンプ場(ブヨは水がきれいな場所にいるとされています)に行く際は、肌を極力露出しない服装+ブヨに効果があると言われているハッカ系の香りのするスプレーを常備しています。万が一、噛まれてしまった場合は、なるべく早くポイズンリムーバーで毒抜きを行うこと。すると被害は最小限に抑えることができます。
ハチの中でもとくに危険なスズメバチを見つけた場合は、安易に近寄らずキャンプ場の管理人さんに相談するように。スズメバチが活発に活動する8〜9月は要注意です。

刃物、怪我のトラブル
グローブ必須&火傷に要注意。

キャンプ場内でのトラブルや事故で最近増えてきているのが、刃物による怪我です。「キャンプの醍醐味=焚き火」という人もいるほど、キャンプで焚き火を楽しみにしているキャンパーもいるのではないでしょうか。 薪をナイフや斧で割る作業が楽しいのはわかりますが、怪我には要注意。グローブを着用、素足にサンダルなどの軽装やお酒を飲んだあとに刃物を使わないなど、安全面には最大限注意をしてください。
焚き火による火傷にも気をつけましょう。 万が一、怪我をしてしまった場合のために、痛み止めやガーゼ、消毒液などの入ったエマージェンシーキットを用意しておきましょう。虫除けグッズとセットにして常備するのが○。
重大な怪我をしてしまった場合は、管理人に連絡を入れて救急車を手配してもらうように。自分で救急車を呼んだ場合は、キャンプ場の管理人にも報告するようにすると、スムーズに対処できるようになります。

急な大雨などのトラブルに、
備えておくと安心のカーケアグッズ

キャンプは屋外で過ごすため、様々なトラブルが発生してしまいますが、そのトラブルも事前に対策をすれば被害を最小限にすることができます。 さて、ここでひとつ、急な雨が降ってきたときなどにおすすめのカーケアグッズを紹介します。僕は仕事柄、年間2万キロ強クルマで走るのですが、これはクルマに備えておきたいな!と思いました。
それは「ガラスコート 瞬速撥水パワフルスプレーα」です。 使い方は簡単で、フロントガラスにスプレーしてワイパーを何度か動かすだけ。それだけで雨がびっくりするほど弾き飛ばされて、強い雨の中でも視界がクリアに保たれます。 しかも、スプレーするのは雨が降っている最中でもOK(晴れているタイミングでも○)。
急な雨で「前方が見えにくくて嫌だな・・・」なんてシチュエーションは、ゲリラ豪雨の発生しやすい夏のキャンプではよくあること。キャンプ場をチェックアウトしたタイミングで雨が振りそうであれば、さっとスプレーをしておく。それだけでOKです。

雨対策や雨を利用する便利なグッズはほかにもあります。
雨によるセルフクリーニング効果が期待できる「e-Body ハイドロガード」(写真左)は、洗車後にボディに噴射し乾いたタオルで拭き取るだけ。雨で汚れが落とせるなんて、ズボラな僕にはありがたいです(笑)。 日頃からメンテナンスをしていてフロントガラスの撥水効果を維持させたい方は、「ガラスコート ハイブリッドストロングα」(写真中央)や、その上位商品の「ガラスコート ウルトラハイブリッドドロップ」(写真右)もあります。 こちらのガラスコート2品には寒い季節に雪や霜の付着を防止する効果もあります。ぜひ、お試しください!