クリンビュー アウトドアBlog

このページでは
『クルマとキャンプ』をテーマに、ドライブがもっと楽しくなる、
もっとキャンプに出かけたくなる!ブログを随時更新していきます。

書いていただくのは、キャンプの初心者向けの情報、
キャンプ道具やキャンプ場の情報を発信し続ける人気キャンプブログ
<Hyper CAMP Creators>の佐久間亮介さん!

長年のアウトドア経験を活かした内容に期待が高まります!
それでは『クリンビュー アウトドアブログ』スタートです!

  • 佐久間 亮介

    日用品メーカーの営業マンとして働くも、キャンプをもっと広める仕事がしたいと脱サラ。日本全国の250箇所以上のキャンプ場をめぐるキャンプ旅を経て、ライターやモデル、イベントやコンテンツ企画など、キャンプにまつわる幅広い仕事を行っている。
    著書に『キャンプ職業案内』(三才ブックス)。自身が企画・デザインしたソロキャンパー向けロッジ型テント「ガレージテント」が全国のWILD-1にて発売中。

2022.7

#1 日本全国を旅した
キャンパーが厳選!
8つのおすすめキャンプ場

皆様、こんにちは。佐久間亮介と申します。日用品メーカーで営業マンをしていたのですが、キャンプに携わる仕事がしたいと一念発起し、脱サラ。
その後、日本一周キャンプ旅やニュージーランドなどでのキャンプ旅を経て、現在はキャンプギアやイベントの企画、ライター、モデルなど、キャンプにまつわる様々なことで生計を立てております。
そんな僕がこちらのウェブサイトにて、連載をさせていただけることになりました。第一回のテーマは「キャンプ場」について。私が日本全国キャンプ旅をしたときに訪れたキャンプ場の数は250ヶ所以上。その中から厳選して、おすすめのキャンプ場を紹介させていただきます!

圧巻の星空とジンギスカン
星に手のとどく丘キャンプ場(北海道)

HP:https://www.hoshioka.com/
住所:​北海道空知郡中富良野町ベベルイ
写真提供:星に手のとどく丘キャンプ場

知人のキャンパーさんに日本全国をキャンプしながら旅をすることを伝えたとき、「北海道へ行くなら、絶対に立ち寄ってほしいおすすめのキャンプ場があるよ」と言われたことで知ったキャンプ場。それが星に手のとどく丘キャンプ場でした。
ここのおすすめポイントは、圧巻の星空です。初めて訪れた日、シーンと静まり返った夜に直火をしながら見た星空は、人生で見た星空の中でも一番だったといってもいいほどきれいでした。キャンプ場のその名の通り、本当に星に手が届きそうな気がして、思わず空に手を伸ばしてしまいそうになりました。その星空に魅了され、北海道へ行く機会があればなんとかして立ち寄れないかと考えてしまうほど、大好きなキャンプ場です。僕と同じ思いをする人が多いのか、日本全国や北海道を旅するキャンパーの目的地としてこのキャンプ場を選ぶ人がたくさんいるそうですよ。

星空ばかりに注目して紹介しましたが、キャンプサイトから見られる雲海も素晴らしいし、朝は羊が放牧されていて牧歌的な風景に癒やされます。キャンプ場で食べられるジンギスカンも絶品ですので、ぜひご賞味ください。ジンギスカンを食べながらいただくビールが最高でした。

春夏秋冬、自然の変化が楽しみ 
RV RESORT 猪苗代湖モビレージ(福島県)

HP:https://www.inawashiroko-mv.com/
住所:福島県会津若松市湊町大字赤井字笹山原408
写真提供:筆者

創業から50年以上の歴史のある、猪苗代湖に面した老舗のキャンプ場です。ここのイチオシポイントは、春夏秋冬、移ろいゆく季節とともにそこから見える景色の変化が楽しめること!とくに僕が好きなのは冬の時期。降り積もる雪の中でテントを設営し、どこからか飛来してきた冬の風物詩である白鳥を眺めながら、温かい鍋をいただく。これがたまらないのです。
「雪が降る中でキャンプをして何が楽しいの?」と、キャンプをしない人からは心配そうな顔でよく聞かれますが、非日常を楽しむキャンプの中でも、雪中キャンプは年に何回かしか楽しめない最上級の非日常的な時間。それが楽しいのです。
氷点下になった朝、対岸から上がる朝日によって照らされる湖と雪をたくさんまとった木々が作り出す銀世界。この景色を楽しみに、僕は毎冬訪れます。

っと、冬ばかりに触れてしまいましたが、もちろん春も夏も秋も素晴らしい景色なのは変わりありません。暖かい季節にできるカヌーや磐梯山での登山など、アクティビティも楽しめるキャンプ場です。古い街並みの残る会津若松はクルマで20〜30分ほどの距離にあります。キャンプもアクティビティも文化もまるっと楽しめますので、連泊してゆっくりと過ごしてください。

生粋のキャンパーが運営するキャンプ場
キャンプラビット(栃木県)

HP:http://www.camp-rabbit.com/
住所:栃木県那須郡那須町豊原丙4387-1
写真提供:キャンプラビット

関東の避暑地、那須にある林間サイトのキャンプ場です。ここは兎にも角にも、キャンプへの愛情が感じられるキャンプ場です。
キャンプ場全体が手つかずの自然ではないけれど、適度に自然が残され整備されすぎてない絶妙な塩梅なのです。キャンプサイトは、ビリという小砂利を敷いていて、雨が降ってもなるべく快適に過ごせるようにと水はけがいいように工夫されています。
場内の灯りは、必要最小限です。夜はトイレや炊事場など、どこへ行くにもランタンやヘッドライトが必要かもしれないけれど、それがまたキャンプの夜の楽しさを教えてくれるもの。あえてそうしている空間作りにキャンプ場という「場」の奥深さを感じられるでしょう。

そして、キャンプラビットへ来たのであれば、ぜひ堪能していただきたいのが30分貸し切り制の露天風呂。脱衣所からお風呂へと向かう扉を開けると、「温泉旅館にいるのでは?」と勘違いしてしまいそうなほど、雰囲気抜群のお風呂があります。ぜひ、ご家族やカップル、贅沢にお一人で、お風呂を堪能されてください。
現代表は、幼少期からキャンプを楽しむ生粋のキャンパー。そんなキャンパーだからこそ作れる空気感をぜひ感じてみてください!

自然の美しさと快適さのバランス◎
北軽井沢スウィートグラス(群馬県)

HP:https://sweetgrass.jp/
住所:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579 写真提供:筆者

長野県と群馬県にまたがる浅間山の北麓に位置するキャンプ場です。標高約1100mの場所にあるため、冬はマイナス20度にもなるような土地なのですが、自然の厳しさゆえに美しくもある自然環境です。そんな土地にある北軽井沢スウィートグラスの素晴らしい点は、「自然の美しさと施設の充実度のバランスの良さ」だと思います。

総面積約3万坪の敷地内には、浅間山が望めるキャンプサイトや新緑と紅葉の時期はとくに飛び抜けて美しい林間サイト、川のせせらぎを聞きながら鳥の鳴き声に耳をすませることができるおしぎっぱの森という美しい自然と、清潔に保たれたトイレと炊事場、アウトドア初心者でも不安なく楽しめるコテージや個性豊かなキャビンやツリーハウスがあります。すべての建物に薪ストーブが備わっているのも、大きな魅力。美しい自然がありながら、人を選ばず誰でも滞在できるような施設がある。このバランスに、訪れる度に感動します。

さらに、近年はキャンプ場周辺の地域資源を活用する事業にも着手。周辺の山にある木々を自ら伐採し、乾燥させキャンプ場で薪として提供したり、無農薬での自然養蜂によって採蜜し、非加熱・無添加のはちみつを使った商品を製造・販売したりするなど、その活動はキャンプ場の域を超えています。毎年のように変わっていくその変化が楽しめるのも僕がこのキャンプ場に何度も訪れたくなる理由のひとつ。
雄大な浅間山を見ながら、コーヒー片手に焚き火で炙ったパンにはちみつを塗っていただくキャンプの朝食。最高です。

海外に来たのかと錯覚してしまう絶景
小梨平キャンプ場

HP:https://www.nihonalpskankou.com/
住所:長野県松本市安雲上高地4468
写真提供:小梨平キャンプ場

日本有数の山岳リゾート地、上高地。電車の広告などにもその写真がたくさん掲載されていたので知っている人も少なくないのではないでしょうか。
初夏に入り始めた日。初めて上高地に行った時の感動は今も忘れられません。ラムネジュースのような、鮮やかな水色をした美しい川の水、新芽が付き始めた木々、そして凛々しくそびえる穂高連峰。そこは日本ではない、どこか異国の山岳地域に来てしまったのかと錯覚してしまうほど美しい自然に囲まれていて、圧倒されてしまいました。その美しい自然の中でキャンプが楽しめる、それが小梨平キャンプ場です。

上高地まではマイカーで行けず、沢渡駐車場や平湯駐車場からバスやタクシーを使ってアクセスしなければならないため、道具をコンパクトにする必要があります。加えて、キャンプ場内ではバーベキューや焚き火は禁止。熊対策のために、テントを離れる際や夜は食べ物をコンテナに入れなければならないといろいろな制限はあるものの、ここで見られる景色、きれいな空気、美しい自然を前にして過ごせる有意義な時間を考えたならば、その制限を超えてでも行く価値のあるキャンプ場です。

キャンプ場にテントを張り、周囲を散歩する。人が少なくなってきて静かになった夕方にみた穂高連峰の美しさは僕の脳裏に焼き付いて離れません。

老若男女、ファミリー・ソロ、誰でも楽しめる
青川峡キャンピングパーク

HP:https://www.aogawa.jp/
住所:三重県いなべ市北勢町新町614
写真提供:青川峡キャンピングパーク

広々とした開放感のある「オープンサイト」やキャンプ場のすぐ横を流れる青川が目の前にある「水辺サイト」など、キャンプサイトのバリエーションが豊か。加えて、アウトドア初心者でも利用しやすい、設備の整ったコテージやキャビンなどの宿泊施設も豊富で幼児からおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い年齢層が楽しめるキャンプ場です。そんな充実の設備を誇っていながら、名古屋から約1時間、大阪から約2時間という好立地なのだから人気にならないはずがありません。

雑誌のキャンプ場ランキングでは常に上位にランクイン。週末は家族連れ、平日はソロやカップルで大賑わい。そしてそれを支えるのはホスピタリティあふれるスタッフの皆さん。自然環境、立地、スタッフのホスピタリティと三拍子揃ったキャンプ場です。
そして、こちらのキャンプ場に行くのであれば、立ち寄ることを強くおすすめする場所があります。キャンプ場のあるいなべ市の市役所庁舎の横に「にぎわいの森」という複合商業施設があります。いなべ市の農産品販売のほか、行列の絶えないベーカリーやホットドッグ店などがあって、食材の買い出しやお土産探しにも◯です!

“ホタルイカキャンプ”の楽しめるキャンプ場
浜黒崎キャンプ場(富山県)

HP:https://hamakurosaki-camp.jp/
住所:富山県富山市浜黒崎3385-1
写真提供:筆者

富山湾に面していて、海のむこうには立山連峰の一部が望める絶景の楽しめるキャンプ場なのですが・・・。そのロケーションに加えてもう一つおすすめポイントがあります。
みなさんは、「ホタルイカの身投げ」ってご存知でしょうか?

深海で生息しているホタルイカが、産卵のために海面近くまでやってきて、いっせいに身を投げるように海岸に打ち上げられる現象のことを言います。シーズンになると、多くの人が身投げをしているホタルイカをすくいに訪れます。そんな珍しい現象を間近に確認できて、ホタルイカをすくえてしまうのがこのキャンプ場のおすすめポイントなんです。

ホタルイカすくいが楽しめるのは3月〜5月ごろで、新月前後の数日、深夜から未明にかけて、波が穏やかな日などさまざまな条件があり、必ず身投げに出くわすことができるとは限りません。
だからこそ、捕れたときの喜びは格別。青く光るホタルイカは神秘的でした。自分ですくったホタルイカは、下処理をしてペペロンチーノの具材にしたり、スキレットでアヒージョにしたりしておいしくいただきました。
季節限定、自然現象のおもろしさをキャンプしながら楽しめるこの遊びは、外遊びの醍醐味がたくさん。僕はこれから毎年のようにこのキャンプ場に訪れて“ホタルイカキャンプ”を楽しむでしょう!

霧島の絶景と日本のはじまり
矢岳高原ベルトンキャンプ場(宮崎県)

HP:https://wakuwakucamp.com/
住所:宮崎県えびの市西川北1377-2
画像提供:矢岳高原ベルトンキャンプ場

キャンプ場のある宮崎県えびの市とアメリカのテキサス州ベルトンが、姉妹都市の関係にあることからその名がつけられたキャンプ場です。それゆえ、管理棟はアメリカの西部開拓時代の雰囲気を感じられたり、キャンプサイトの名前がアメリカンなテイストだったりと異国情緒があります。

このキャンプ場は、標高約700mの高台に位置していることから、眼下に広がるえびの高原や遠くに見える霧島連山が望めるロケーションが素晴らしい!
テントやタープの入り口を景色のいい方向に向けて設営をし、時間の経過とともに空の色の移り変わりを楽しむ、のんびりとした時間を味わえます。

霧島連山は天孫降臨の地として語り継がれてきた場所(諸説あり)。空が広く抜けたキャンプサイトにテントを張り、遠くに望む霧島連山を見ながら日本の始まりに思いを馳せる。歴史好きなキャンパーであれば、ここを訪れてキャンプをしながら天孫降臨にまつわる書物を読みふけってみるなど、いつもとは違った雰囲気が味わえるかもしれませんよ。

ここまで僕が日本全国の中から厳選したおすすめのキャンプ場を8つ紹介しました。キャンプ場が決まったら、次はキャンプ道具を準備し、クルマに道具を積み込んでいくでしょう。そんなキャンプ場へのお出かけ前におすすめのカーケアグッズがあります。

「クリンビューサットシート」と「ノータッチUV」です。「クリンビューSwift And Tidy シート」は、ガラスの内側をさっとひと拭きするだけで運転中に起こると困る「くもり」を防ぎます。ぜひ、出発前にひと拭きしてからキャンプ場へ向かってくださいね。ちなみに、油膜を落とす成分を配合しているので、キャンプ道具のバーナーにこびりついてしまった汚れも落とせました。とりあえず1袋、クルマに常備しておくと何かと役に立つ系のグッズですね。

上の写真を見ていただければわかるかと思いますが、スプレーしてないところ(左)とスプレーしたところ(右)がはっきりと認識できるほど、スプレーをした部分がきれいになりました。
これでクリーニングと艶出しに加えて、紫外線などによるタイヤの劣化防止にもなります。
ぜひ、キャンプ場へ行く前に、簡単なメンテナンスとしてご活用ください!
では、また次回。次のテーマは、「キャンプで起こるトラブル&その対処・解決法」をご紹介します!