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自動車補修用

カーエアコン関連
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特長
●R-1234yf (HFO-1234yf)は、旧来のカーエアコン用冷媒であるR-134a を代替するグローバルスタンダードとして認識されています。
●R-1234yf (HFO-1234yf)は、ノンフロンで地球温暖化係数(GWP)が1 未満と非常に低く、R-134a(GWP 1,430)に比べ、これを99.9%削減します。
●R-1234yf の大気寿命はわずか11 日で、R-134a の13 年やCO2 の500 年以上に比べ非常に低いのも特長です。分解に数十年を要するHFC( 代替フロン) やCFC( 特定フロン、オゾン層破壊物質) とは異なり、R-1234yf は大気中に滞留しません。
● R-1234yf は広範囲な毒性試験の結果、カーエアコンの冷媒使用での安全性が確認されています。
● ASHRAE 規格34 の安全区分A2L に指定されており、これは、冷媒微燃性区分のうち最も低い燃焼性を示しています。
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用途
●カーエアコン冷媒
? 制御系
エアコンECU(電子制御回路)の自己診断をディーラで行います。
? 空気系
室内のエアコンユニット(HVAC エッチバックユニット)の温度調整の不具合です。
? 冷媒系(エアコンサイクル)
COMP、エバポレーター、コンデンサー等の不具合。冷媒漏れ、過充填、冷却ファン・配管不良、等々の修理。
一般的に5~10年は冷媒の補充は不要ですが、市場では冷媒系のトラブルが多い傾向にあります。
何らかのトラブルにより冷媒やオイルが漏れた際は部品交換、冷媒・オイルの補充が必須になります。
高圧ガス保安法関係
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使用(走行)時の注意点
●ユーザーが使用(走行)する際の取扱いは、従来のHFC-134a と同様であり、特段の新たな対応は必要ない。
整備時の注意点
● HFO-1234yf は高圧ガス保安法の特定不活性ガスに分類されるが、従来のカーエアコン用冷媒と異なり微燃性を有するため、整備時の回収・再充填について高圧ガス保安法上の対応が必要となる。
具体的にはHFO-1234yf の回収・再充填を行う者は…
■ 都道府県知事の許可届出は必要なし。(シリンダー容器使用は必要)
■ 防爆のための一定の基準を満たす回収・再充填機を使用すること。
■ 特定の施設からの保安距離を確保すること。
■ 火気からの保安距離を確保すること。
等の対応を行うことが必要となる。
個別の事案により対応が異なるため、許可申請・届出時に詳細の確認をお願いします。